2007年01月21日

Everlife / #1

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9人組のローカルファンクグループEverlifeの唯一の作品(81年産)。
先日再発CDにて購入。

レコーディングスタジオやミックス場所から想定して、
デトロイト周辺で活動していたグループと思われる。

ホーンセクションを要しているものの、全体的にローカル臭がして、B級感がぬぐえないグループだ。
まぁ〜そこがマニアにはオツに感じるところなのだろう。

特にこの手のグループはバラードがヤヴァく、
ウマヘタな男性ファルセットが切々と求愛を歌う「I Love You Girl (With All My Heart)」や、
女性ヴォーカルとのミディアムスローなデュオ「Dream Machine」が良い。
(もう1曲「You Are My Lucky Star」というバラードがあるが、
ちょっと大味な気がして、個人的には×)

ファンクものでは、冒頭1曲目「Have A Good Time」がまあまあな出来なのだが、
やはりアップは全体的にファンク特有の重さが不足ぎみで、消化不良な感がある。
残念としかいいようがない。

もしかしたら女性ヴォーカルがなければ、まだ聞けたかもしれないな。
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2007年01月19日

V.A. / The Spirit Of Philadelphia 2

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英expansionから2006年にリリースされた『The Spirit Of Philadelphia』の第2弾。

今回は、ベン・E・キングやエディ・ケンドリックス、ウィスパーズにフォー・トップスといった
そうそうたるビッグネームが、フィラデルフィアに赴きレコーディングした、
いわゆる“フィリー詣で”作品を中心に、全17曲収録されている。

曲により、フィリーサウンドに合っているアーティストと、そうでないものがあるのは否めないが、
そんな中でも光輝く数曲があり、

フィリーにはめずらしいレア・グルーヴを持つBrenda & The Tabulations
「Let's Go All The Way (Down)」や、
ジョーンジスの人なつっこさが存分に引き出されたウルトラミディアム「In Love Again」、

マイナーなメロと間奏のサックスがムードを引き立たせるGateway「Can't Accept The Fact」、

優雅に流れるストリングスの上を味わい深いヴォーカルと美メロが見事に調和された傑作ミディアム
Angro-Saxon Brown「Straighten It Out」、

スタイリスティックスのフォーマットそのままに、Doo-Wopからの脱却を図る
Little Anthony & The Imperials「I Don't Have Time To Worry」が良い。

また、最後に収録されたVincent Montana JR & The Philly Sound Orchestra
「That's What Love Does」は、どうやら新録らしいのだが、
まるで当時のスピナーズが歌ってもおかしくないような良曲で、
リードヴォーカルのWillam "Smoke" Howardなる人物の声がなかなかの男前で
ヤラレてしまった。
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2007年01月14日

Solaris / Solaris

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6人組(内女性1人を含む)ヴォーカル&インストグループのソラリス唯一の作品(80年産)。

先日某CDショップにて視聴し、衝動買いしてしまった。

ライナーに書いてあるレコーディングスタジオから推測すると、
LAやサンフランシスコ周辺で活動していたローカルグループと思われる。

全体の雰囲気は、80年初頭らしいメロウサウンドで統一されており、
ピアノとフルートの特徴的なイントロが印象的な1曲目「You And Me」が最高だ。
高めの男性テナーとイヤミを感じさせない女性のツインヴォーカルを配し、
一貫してフューチャーされているフルートの音色が心地よく流れるアップナンバーで、
一発で気に入ってしまった。

また次の曲「Keep It Up」はよりテンポを落とし、
ゆったりとしたストリングスの上を、スモーキーロビンソンを彷彿とさせる
リードヴォーカルが切なく迫ってくる1曲で、これまた最高!

他の曲でも、女性ヴォーカルをメインにしたメロウグルーブ「Before The Dawn」や、
サム・ディーズ作にしてはめずらしいディスコナンバー「A Case Of The Boogie」が良い。

しかしどこかで見覚えのあるジャケだなぁと思っていたのだが、
しっかりと甘茶ソウル百科事典に掲載されてました(Billy's Select 075)。
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2007年01月11日

V.A. / Soulful Thangs Vol.6

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甘茶ソウルコンピの最高峰「Soulful Thangs(以下ST)」のシリーズ第6弾が
先日リリースされたので、即購入した。

全22曲収録で、個人的な見解になってしまうが、数曲の当たり曲があったので、
それなりの収穫があり、なかなか満足している。

数曲の当たりを挙げてみると、

コーラスの厚みとファルセットがイカす美メロ甘茶Haze「I Do Love My Lady」
(masatoさんいわくこのグループ、ブラックロックなんですって?!)、

ローカルなレア盤として知られるRayfield Reid & The Magnificentsのアルバムタイトル曲で、
冒頭の語りと、歌いだしの♪アイノー♪でノックアウトされる「Treat You Right」、

地味な曲だが、コーラスワークの絶妙さから実力者だとわかるCompliments「Falling In Love」、

80年代のブラコンに甘茶フレーバーをまぶしたCalif.Executives「I Don't Know Why」
(終盤の4分あたりからくい込んで来るキンキンのファルセットが最高!)、

スタイリスティックスの1stに収録されているミディアム曲をカバーした
Little Anthony & The Imperials「If I Love You」、

USBDGの究極LPコレクションに掲載されているSly,Slick And Wickedによる
ドゥーアップの流れを汲む甘茶曲「Confessing A Feeling」
(バラッズのVerも最高っす)、

と、素晴らしい出来だ。

他にも平均点を越す曲が多数収録されており、やはりSTは「鉄板」だと思った。
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2007年01月06日

O'Jays / Back Stabbers

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オハイオ州出身のオージェイズが、フィラデルフィアに拠点を置き、
見事大成功をおさめた記念碑的作品(72年産)。

この作品の成功を機にP.I.R.は、その後数年躍進し、
いわゆる"フィリーサウンド"を量産し続けることとなる。

P.I.R.初のヒット曲となるタイトル曲「Back Stabbers」は、
マクファデン&ホワイトヘッドのペンによる作品で(ちなみにアレンジはトム・ベル)、
ラテンビートをベースとした最高級のミディアムチューンだ。
たった3分間の中に、躍動感や華やかさ、インビさに艶やかさといった、
ソウルミュージックには欠かせないエッセンスがギュッと凝縮した、
まさに絵に描いたような1曲。

他の曲では、ギャンブル&ハフらしいメッセージ色の強いフィリーダンサー「Love Train」や、
シャッフルビートにフィリーのゴージャス感が合わさった「(They Call Me) Mr.Lucky」、
70'sファンクをフィリー風に料理した「When The World's At Peace」が良い。

また、エディ・リヴァートのリードヴォーカルに合わせたようなバラード
「Listen To The Clock On The Wall」と「Sunshine」は、
決して甘さに流されない、黒いツヤとディープな感情表現に満ちた
傑作バラードに仕上がっている。

オージェイズの代表作なだけに、長く聞き続けていきたい作品だ。
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2006年12月27日

The Isley Brothers / Harvest For The World

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いまだ現役で活動し続けるアイズレーブラザーズ通算20枚目のアルバム(76年産)。

3+3体制になってからは4枚目ということもあり、
ロックテイストを加味したメッセージ色のあるファンクチューンと、
甘くとろけるようなスウィートナンバーの両刀使いも、板についてきた感がある。

全8曲(内1曲はインタールード)収録で、
アップでは、アコギのさわやかさと彼ららしいメロディーが合致した
タイトル曲「Harvest For The World」や、
ヒット曲「That Lady」を下敷きにした「Who Loves You Better」が良い。

しかし何と言ってもアイズレーはバラードが最高!ということで、
このアルバムには2曲のBOMB曲が収録。

「(At Your Best) You Are Love」 は、もはや説明不要といってもいい大名曲で、
ロナルド・アイズレーの耳をくすぐる優しいファルセットや、
アーニー・アイズレーのアコギの刻みに時折入ってくるワウギターの調べ、
ブリッジでの甘いコーラスワークが何層にも重ねられ、堪えられない甘さを作りあげている。

もう1曲は「Let Me Down Easy」で、単調なリズムループの上を、
あふれそうな感情をなんとか抑えようとするロナルドのせつないファルセットが切実に迫ってくる1曲だ。

P.S. R.I.P. J.B.
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2006年12月21日

Gemini / Rising

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西海岸出身の(ロスかな?)男性デュオ、ジェミニの唯一のアルバム(81年産)。
先日再発CDにて購入。

ジェミニはフレッド・ソーイヤーズとカービン・ジョンソンのデュオで、
吐息まじりのファルセットと粘りのあるテナーを巧みに操り、
フュージョン風のサウンドに自らの声を絡ませていく。
コーラスワークも十分なので、コーラスグループの形態でも通用するほどの実力者だ。

アルバム全8曲とも80年初頭のウエストコーストのさわやかさが貫かれており、
「(You've Got) Something Special」「My Love For You Keeps Growing」のメロウナンバーや、
「(Everytime I See) A Pretty Lady」「I Don't Want To Lose You」の哀愁漂うバラードとどの曲も良い。

中でも美メロ、メロウ、そしてテナーとファルセットの絡みといった、
アルバムの要素をギュっと濃縮したようなアップ曲「Can't Throw Away A Good Love」が白眉で、
聞いているだけで耳がムズがゆくなるような、綿が触れたようなやわらかな感覚が刺激的だ。
柑橘系の香りが辺り一面に広がり、美メロがその中を優雅に流れていく、
そんなことを想像してしまう最高の1曲だ。
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2006年12月16日

Barrino Brothers / Livin' High Off The Goodness Of Your Love

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ノース・カロライナ出身の4人組、バリノ・ブラザーズのインヴィクタスで残した唯一のアルバム(73年産)。
デトロイトサウンドとディープな歌唱が合致した傑作!と言わしめた1枚だ。

アナログA面に当たる1〜3曲目はどの曲も力作で、
力強いヴォーカルワークが印象的な最高級ミディアム「I Had It All」、
長尺ながらも一環してヘビーに迫ってくるスローナンバー「It Doesn't Have To Be That Way」、
テンプスの「雨に願いを」を意識したと思われる、これまた6分以上にわたるスロー「Rain」と、
3曲とも相当な力の入れようで、聞くものを圧倒する。

B面に当たる4〜8曲目は、バラエティに富んでおり、
インヴィクタスらしいノーザンダンサー「Try It, You'll Like It」や、
マイナー感のあるメロと熱いリードが最高なアップ「I Can't Believe You're Gone」、
ミディアム調の軽やかさとヴォーカルのディープさが見事マッチした
「Well Worth Waiting For Your Love」と、飽きさせない。

テンプスやドラマティックスにも負けず劣らず実力のあるグループだけに、
アルバム1枚しか残せなかったのは非常に残念ではあるが、
この傑作アルバムを残してくれただけでも感謝するほかないだろう。
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2006年12月12日

The Sisters Love / Give Me Your Love

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女性4人組のヴォーカルグループ、シスターズ・ラヴの編集盤CD(2006年リリース)。

1960年後期から73年頃にかけて、
Manchild、A&M、モータウンの傘下レーベルMoWestから、シングル10枚ほどリリースしたが、
その実力とは裏腹にヒットには恵まれず、人知れず消えていった悲運のグループ。
結局オリジナルアルバムを残すこともできなかった。

しかし80年前半に、カーティス・メイフィールドのカバー「Give Me Your Love」の
クラブヒットがきっかけでこのグループの再評価が高まり、
ついに先日、Soul Jazz Recordsから16曲入りの編集盤がリリースされたのだ。
うれしいの一言に尽きる。

タイトル曲「Give Me Your Love」は原曲に比べ、よりファンク寄りにアレンジしなおしており、
エネルギーに満ち溢れた一品に仕上がっている。
なによりも、あのドスの利いたしゃがれ声を持つリードがあまりにも男前すぎてカッコいいのだ!

このウーマン・シャウターは、他にもビートルズのカバー「Blackbird」や、
ミディアムスロー「The Bigger You Love」でも、男勝りの爆発ヴォーカルを披露している。

他の楽曲では、モータウンらしいレアグルーヴを持つ「You've Got To Make Your Choice」や、
レオン・ウェア作のアップ「I'm Learning To Trust My Man」が良い。

甘茶ソウル百科事典掲載の「Are You Lonely」が未収録なのが非常に残念ではあるが、
シスターズ・ラヴを知るには、充分すぎるほどの作品ではないだろうか。
posted by xylitol at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | SOUL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月08日

The Different Shades Of Brown / Have A Heart

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幻のグループThe Different Shades Of Brown(以下DSOB)の編集盤CD(2006年リリース)。
先日ディスクユニオンにて購入。

CDの内訳は、DSOBとしてモータウンから73年にリリースされたシングル1曲に、
Lovemakers名義としてIsland Recordからリリースされた3曲、
70年代の未発表曲5曲に、新録と思しき5曲の、合計14曲収録。
(もしかして曲の内訳数がちょっと違うかも・・・)

まずはなんといってもモータウン皿「When The Hurt Is Put Back On You」であろう。
このCDの注目曲であり、DSOB名義でリリースされた唯一の収録曲だ。
切ないピアノのイントロに、はかなすぎるファルセット、強調されたサビのメロディーライン、
そして最後のコーダでのバリトンとファルセットが絡み合うさまは、
まるで短命な花が最後の力を振り絞って咲き乱れるかのごとく、はかなく素晴らしい!
しかしこの曲の音源がやたらと音が悪く、まるでブート音源のように音がこもっていてよろしくないのだ。
素晴らしい甘茶曲だけに、もっと良い音で聞きたかったなぁ〜
ちなみに先日山下達郎氏のSSBでOAされた模様をzoukyさんがレビューしてます。(こちらで

Lovemakers名義の3曲はどれもアップもので、
ノーザンのりのかわいらしい「When You're Next To Me」が良い。

70年代の未発表5曲の中では、
スティービー・ワンダーを意識したと思われるメロウテイストのバラード「Farewell Love」と、
ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツの「二人の絆」を下敷きにした
甘茶バラード「Close,Close」の2曲が出色の出来で満足だ。

新録と思しき5曲の中では、
60'sのドゥーアップを再現したようなタイトル曲「Have A Heart」がなかなかの好曲に仕上がっているが、
リック・アストリーの「Never Gonna Give You Up」を、
「Girl,We Ought To Be Together」(これもカバーなのかな?)と
うまくマッシュアップさせカバーした一品がなかなか面白く、
新録の中ではこの曲が一番の出来だと思う。

最後に全体の印象についてなのだが、
このCDの音源のレベルが曲によりまちまちなので、
アルバム通してじっくり聞く作品というよりかは、
ちょっと風変わりなソウルコンピとして接するといいかも知れませんね。
posted by xylitol at 22:35| Comment(17) | TrackBack(0) | 甘茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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