2007年05月31日

The Whatnauts / Reaching For The Stars

whatnauts2.jpg

メリーランド州ボルティモア出身の3人組コーラスグループ、
ホワットノウツの2nd(71年産)。

90年にリリースされたベスト盤『Come Into Sweet-Bitter Soul』に、
このアルバムの音源8曲中7曲が収録されており、ずっとそれでまかなってきたのだが、
先日アナログ盤にて再発されていたので購入した。

やはり何度みても、噴水でポーズるインパクト大のジャケは、スゴい!の一言だ。

甘茶大王の異名を持つジョージ・カーのプロデュースによる、
ストリングスを多用した官能的なニュージャージーサウンドに乗り、

甘茶ソウルの名曲として名高い、彼らの代表曲「Try Me」はもとより、
ポインデクスター兄弟のペンによるかわいらしいミディアム「I Dig Your Act」や、
どこを取ってもどうしようもなくジョージ・カーしている「We Will Always Be Together」、
レーベルメイトのモーメンツが書き下ろしたシルキーソウル「Alibis And Lies」と、

荒々しく猛々しいバリトンに、絹を裂くようなキンキンのファルセット、
そして完全に泣いちゃってるコーラスが、甘く・せつなく・やるせなく唄いまくる。

言うことなしの「名盤」だ!
posted by xylitol at 00:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 甘茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月25日

Honey Cone / Soulful Tapestry

honeycone.jpg

ホットワックス=インヴィクタス(以下H=I)を代表とするガールズグループ、
ハニー・コーンの3rd(71年産)。

いわゆるシュープリームスの栄光を再び、といった趣きのグループではあるが、
女性としての自立心や態度はあきらかに60'sガールズグループとは異なるものを持っており、
アイドルという要素だけではない、歌心に満ちあふれた実力を見せつけてくれる。

何よりも、主にリードを担当しているエドナ・ライトのヴォーカルが素晴らしく、
ゴスペル育ちのメリハリのある歌唱力は、大ヒット曲「Wants Ads」はもとより、
「Stick-Up」や「One Monkey Don't Stop No Show」、
「Don't Count Your Chickens (Before They Hutch)」といった、
栄光のH=Iサウンドの名曲アップから、

「Who's It Gonna Be」、「All The King's Horses (All The King's Men)」といった傑作バラードと、
適度に味わい深い表現力で聴かせてくれる。

ちなみに本アルバムは11曲収録で、
A面に当たる1〜6曲目は主にアップもの、
B面に当たる7〜11曲目はミディアム〜スローものと区別されており、
A面は文句なし、素晴らしい出来だ!
posted by xylitol at 00:11| Comment(4) | TrackBack(0) | SOUL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月20日

Eddie Holman / I Love You

eddieholman.jpg

ヴァージニア州出身のシンガー、エディ・ホールマンの1st(70年産)。

彼が放つ魅惑のファルセットと、ドゥーアップを基調とした6/8拍子のバラード郡全11曲が堪能できる。

代表曲「Hey There Lonely Girl」と、アルバムタイトル曲「I Love You」を双璧に、
「It's All In The Game」や「I'll Be Forever Loving You」、
スカイライナーズの「Since I Don't Have You」のカバーなど、
鼻にかかった地声とファルセットを巧みに操るホールマンの卓越した歌いっぷりと、
大仰なオーケストレーションがマッチしていてとても良い。

出来れば2,3曲アップがあれば、と思うのだが、
バラディアーとしての彼の才能を十二分に感じとることができる、
そんな1枚ではなかろうか。
posted by xylitol at 18:37| Comment(10) | TrackBack(0) | 甘茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月14日

The Lost Generation / The Sly, Slick And The Wicked

lostgeneration1.jpg

シカゴ出身の4人組コーラスグループ、ロスト・ジェネレーションの1st(70年産)。
先日再発LPにて購入。

プロデューサーはシャイライツのユージン・レコード、
アレンジメントはトムトムことトーマス・ワシントンが担当。

正統派シカゴサウンドに、ほのかに甘さを漂わせた作りになっており、
メンバー4人とも若いながらも、全面に押し出したコーラスワークのレベルが高く、思わず息を呑んでしまう。

アルバムは全10曲収録。
彼らの最大のヒット曲であり、独特の魅力的なメロディーラインを、
ローレル・サイモンによるディープに唄いこむリードと、妙なエコーを効かせたコーラスで聴かせる
アルバムタイトル曲「Sly, Slick And The Wicked」はもとより、

重厚なコーラスワークにクラリネットのせつない音色、
そして雨と雷の擬音でスウィート好きをK.O.する傑作バラード「Someday」、

3/4拍子のノーザンダンサー「Wasting Time」や、
やはりここでも妙なエコーを効かせたコーラスとローレルのゴスペル唱法が熱い「Wait A Minute」と良い。

また、モーメンツ「Love On A Two Way Street」や、デルフォニックス「Didn't I」、
チェアメンの「Give Me Just A Little More Time」といった同僚のカバーも素晴らしい出来で、

特にチャールズ・ライト & The Watts 103rd St. Rhythm Band の「Love Land」は、
オリジナルに匹敵する程の傑作カバーに仕上がっている。

しかし、何故サイケ調(しかも白人)のジャケなんでしょうね〜
当時のベトナム戦争と何か関係あるのかしら?
posted by xylitol at 22:57| Comment(4) | TrackBack(0) | 甘茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月12日

Kellee Patterson / Kellee

kellee.jpg

ソウル・ジャズ・シンガーのケリー・パターソンの2nd(76年産)。
先日中古の再発LPにて購入。

元々ジャズ畑の歌手ということで、生粋のソウルフリークから敬遠されてしまっているが、
レアグルーヴやフリーソウル、はてまたHip-Hopフリークのソウル好事家たちに
人気のあるアーティストの一人だ。

本アルバムは、ソウルとジャズ・フュージョン系の楽曲を取り上げた作品となっており、
彼女の鼻にかかったコケティッシュな歌声が可愛らしく、曲調とマッチしている。

やはり一番人気は、レアグルーヴの最高峰として名高いバリー・ホワイトのカバー
「I'm Gonna Love You Just A Little More Baby」であるが、
他にもジャズ寄りの「What You Don't Know」や「Jolene」といった疾走感あるアップナンバーや、
フリーソウル風味の「Time To Space」や「Once Not Long Ago」、
「I'm Gonna〜」同様、好事家にうってつけの「Mr. Magic」と良い。

またソウルもののカバーの中では、
スタイリスティックスの「Stop, Look & Listen To Your Heart」がなかなかの美味だ。

P.S. 太モモ最高!
posted by xylitol at 00:04| Comment(4) | TrackBack(0) | SOUL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月08日

Sugar Billy / Super Duper Love

sugerbilly.jpg

ギタリスト兼シンガーソウルライターのシュガー・ビリー75年産アルバム。
先日再発LPにて購入。

アルバムタイトル曲「Super Duper Love」がイギリスの女性ソウルシンガーJoss Stoneにより、
2003年にカバーされ大ヒットしたが、
そのオリジナルVer.がやはり本アルバムの目玉であることは一目瞭然である。

タイトなリズムセクションの上を、シュガー・ビリーの幾分苦しそうなヴォーカルと、
トレモロがかったギターがからむ最高にかっこいい1曲で、
この曲目当てにこのアルバムを聞いても、損は無いと思う。

また他の曲はどうかというと、
70'sファンクのエッセンスをふんだんに盛り込んだ
「Too Much, Too Soon」、「Suger Pie」(JBそっくり!)や、
彼のルーツともいえるブルースや60'sサザンソウルを想起させる
「Don't Wait, Come To Me」、「Keep Movin' On」など良曲があり満足している。

また唯一のバラード「Love Bug」は、ファンクナンバーに比べ、より自然体に唄われており、
内面から湧き出るディープな黒汁に、思わず聴きほれてしまった。
posted by xylitol at 00:31| Comment(8) | TrackBack(0) | SOUL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月02日

100 Proof Aged In Soul / Somebody's Been Sleeping In My Bed

100proof.jpg

リード・ヴォーカル担当のスティーブ・マンチャを軸に活動していた3人組、
ハンドレッド・プルーフの1st(71年産)。

己の喉を痛めつけるようなスティーブ・マンチャのしゃがれ声が素晴らしく、
冒頭1曲目「Somebody's Been Sleeping」や「She's Not Just Another Woman」といったアップものから、
ミディアムの「I've Come To Save You」や「Not Enough Love To Satisfy」における、
求愛に対する感情表現、その唄いっぷりに胸を打つ。

また、ジョー・スタブスがリードを担当する、
スウィートソウルを意識した長尺の「Ain't That Lovin' You」や、
エディ・ホリデイがリードを担当する、スティーブ・マンチャに負けず劣らず素晴らしいヴォーカルで攻める
「Too Many Cooks」と良い。

8th Dayの1stと共に、珠玉のデトロイト・サウンドを味わえる1枚ではないだろうか。
posted by xylitol at 22:10| Comment(4) | TrackBack(0) | SOUL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。