2006年08月31日

Magnetic Touch / Falling In Love With A Dream

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正体不明のグループ、マグネティック・タッチの唯一の作品(78年産)。
プロデュースはパトリック・アダムスとグレッグ・カーマイケルのコンビ。

全6曲しか収録されていないうえ、曲ごとによってシンガーが変わるので、
パトリック・アダムスの仕事集っぽいアルバムだが、
どの曲も甘さを加味したダンサーに仕上がっていて良い。

ズンドコリズムに甘さをコーティングさせたタイトル曲「Falling In Love With A Dream」や、
力強いストリングスとリードとコーラスが見事な擬似フィリー「Just In The Nick Of Time」、
メロディー、テンポ、女性コーラスともに最高級の点数を上げたい「Let's Make Love」など
思わず腰が浮き足立ってしまうこと必至だ。

ところどころチープなシンセが入っていたり、
湯村輝彦氏のイラストのようなジャケだったりと、
とても微笑ましくも「いなたい」一枚だ。
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2006年08月29日

V.A. / Rarest Of The Rare Soul Harmony Vol.3

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甘茶コンピ「Rarest Of The Rare」シリーズ第3弾が先日発売されたので購入。

Vol.1・2とも、音は決して良いものとはいえない代物だったが、
今回は少し音がクリアになり、あまりストレスを感じず聴ける。
内容も全25曲中当たりが6,7曲あったので、だんだんこのシリーズも良くなってきているなと思った。

「Soulful Thangs」のVol.5にも収録されていたThe Freedom Machine「Stop Doubting My Love」や、
シャイライツあたりを意識したと思われるPlease「I've Done You Wrong」、

スカイハイのじゃないと思うJigsawの「If I Had To Go Away」(この曲なんとなくオフコースっぽい・・・)や、
ローカル臭がするバラードCarrie Riley & The Fascinations「Living In A Lonesome House Without You」
などが合格点だ。

そしてこのCDのなかの一等賞は、
Derrick Harriot「Bucket Full Of Tears」で決まりだ!
たぶんレゲエの人だと思うのだが、正真正銘甘茶ソウルを披露していて、
裏声と語り、そしてちょい技巧的だが心に訴えてくる美メロがタマらない1曲だ。

こういった無名の甘茶曲に出会えるから、コンピ買いはやめられない。
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2006年08月27日

The Trammps / The Legendary ZING Album

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フィリーサウンドを身をもって体現したトランプスのブッダ盤
(75年リリースだが72年産)。

72年にリリースされたシングル盤に未発表を加えたアルバムで、全8曲入り。
まだディスコに犯される前のフィリーダンサーが堪能できるのだが、やたらインストが多く、
グループの人気にあやかって無理くりアルバム1枚に仕上げた感がぬぐえない。

確かにこのグループ、ドラムのアール・ヤングが中心となったヴォーカル&インストバンドだし、
MFSBが深くかかわっている関係で、こうならざるを得ないのはわかるのだが、
パワフルで艶のあるジミー・エリスのヴォーカルをもっとフューチャーして仕上げて欲しかった。

しかし、のちに「Trammps Disco Theme」になる「Penguin At The Big Apple」は胸躍る最高のインストだし、
(詳しくはzoukyさんのこちらで
軽いシャッフル・ビートがかわいい「Hold Back The Night」や、
強靭なビートで迫る「Pray All You Sinners」など、
フィリーのうまみ成分が濃縮された、好きモノには見逃せない一枚だ。
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2006年08月23日

The Controllers / In Control

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米南部アラバマ州出身の4人組コーラス・グループの1st(77年産)。
プロデュースは鬼才フレデリック・ナイト。

先日コレクタブル盤再発CDにて購入。
なぜかジャケ写は3rdアルバムってとこが、いかにもコレクタブルらしい。

南部出身ということで、濃ゆ〜いサザン・ソウルに仕上がっているのだろうと勝手に思っていたのだが、
いや、むしろシカゴ・ソウルの感覚に非常に似ており、
気持ちの良い乾いた風に当たっているような、清々しい気分に浸れる。

シャイ・サウンドのようなメロウな演奏に、
すこししゃがれたリードの上手さに良質のコーラスワーク、
一曲一曲のクォリティの高さと、どこをとっても最高だ!

アップの「People Want Music」「This Train」、
テディ・ペンが唄ってもなんら遜色のない「You Ain't Foolin' Me」、

そして7分以上にわたる甘茶バラード「Heaven Is Only One Step Away」、
胸を打つバラードの傑作「Somebody's Gotta Win」と、
SweetとMellowが見事に融合した最高級の一枚だ!

これが1stとは恐れ入る・・・
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2006年08月20日

Chain Reaction / Indebted To You

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甘茶ソウルのレア盤として知られるチェイン・リアクション1stアルバム(77年産)。
2005年に再発CDにて購入。

こうした激レア盤は、1,2曲の甘茶曲目当てで購入してしまうのだが、
例に漏れずこれもそういった作品だった。

甘茶としては1曲目「Never Lose Never Win」が当たりで、
線の細いファルセットとメロディーが美しく、心地よい一曲に仕上がっていて良い。

しかしその後続かず、
ラモン・ドジャーの「Why Can't We Be Lovers」のカバーにしても、
本家の濃厚な黒世界にはかなわないし、
なによりも全体の演奏がちょっと弱いのが気になってしまうのだ。

甘茶とはまったく関係ないところで、「Hogitied」がちょっとした拾いモノで、
Manzelの「Space Funk」っぽいレア・グルーヴを持つかっこいい一曲で、
ちょっと救われた。

スケベ心が招いた災難ではあったが、当たりがあったので良しとしよう。

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2006年08月18日

Ecstasy, Passion & Pain

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ニューヨーク出身の6人組、唯一のアルバム(74年産)。
2005年にCD再発され購入。

リード・ヴォーカルのバーバラ・ロイことバーバラ・ガスキンスを中心にしたボーカル&インストグループだが、
このアルバムのプロデューサーはボビー・マーティン、演奏はMFSBによるものなので、
列記としたフィリー盤として仕上がっている。

全10曲中7曲バーバラが曲を書いており、
アップの「Ask Me」やバラードの「I'll Take The Blame」「Born To Lose You」と、
フィリーお抱えのソングライターにも引けを取らない才女ぶりを発揮している。
また「I'll Do Anything For You」はバーバラの作品ではないが、軽快なフィリーダンサーでとても良い。

CDボーナストラック6曲は、本編と同様のクォリティーを保っており、
ダンクラ「Touch And Go」やちょっと哀愁漂う「Dance The Night Away」と、
アルバム発表後のシングルが収録されていて、6曲とも最高だ!

特に「Touch And Go - 12"」はサルソウルのエンジニアで知られる
トム・モールトンがリミックスを担当しており、よりフロア向けに仕上がっている。

こう聞いてみると、バーバラの熱い歌唱ぶりがロレッタ・ハロウェイとダブるのと、
MFSBがサルソウルオーケストラに鞍替えしたことを考慮すると、
この作品がフィリーとサルソウルを結ぶ、とても重要な作品ではないかと思えてならない。
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2006年08月16日

Barry White / Stone Gon'

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愛の伝道師バリー・ホワイトの2nd(73年産)。
既にこの時点でラブアンリミテッドなサウンドが完成されている。

全5曲収録で、1曲ごと5分から9分と長い。
曲によってイントロに語りが挿入されているためであり、
ベッドタイムのムード作りに一役買っているかのようだ。

6/8拍子をベースに変拍子を加えループさせることにより独自性を持たせた
「Girl It's True, Yes I'll Always Love You」、
シングルヒットしたポップチューン「Honey Please, Can't Ya See」、

そして最高のグルーヴとサビの盛り上がりが最高な
「Never Never Gonna Give Ya Up」で昇天させられてしまう。

頭蓋骨に響くバリー低音の魅力満載だ。
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2006年08月13日

Bill Withers / Still Bill

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ビル・ウィザースの72年産、2nd。
先日ネオンパークさんのブログで「ド名盤」と紹介されていたため、あわてて購入。

黒人音楽のルーツともいえるブルースやフォークを基盤とした彼特有の音創りが、
非常に風変わりでクセになる。

ブルースの影響を感じる「Lonely Town, Lonely Street」「Who Is He」や、
4小節のリズム・ループが呪術的なグルーヴを産む傑作ファンク「Use Me」、
アコースティックな「Let Me In Your Life」「I Don't Know」と最高だ。

また「Kissing My Love」におけるロックンロールの独特な解釈が素晴らしい。

そしてブルースの対極、ゴスペルの影響を感じる大ヒット曲「Lean On Me」でトドメをさされ泣く。

「ド名盤」だな、こりぁ。
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2006年08月08日

Dyson's Faces / Dyson's Faces

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ダイソンズ・フェイセスの77年産2nd。

先日1stとともに再発LPにて購入。
音のレベルは低いが、1stよりも音がクリアーになっているのが救いだ。

全9曲収録、内1曲はインスト。「Don't Worry About The Joneses」と
「Welcome To All This Love Again」が再度収録されている。

ディスコ風味の「Till I've Got This Feelin' Of Love」や、
「You And Me」「Try Me Baby」のバラードにおける
クリフトン・ダイソンの男らしいマッシブでダイナミックな歌唱がかっこよすぎで、
体感温度を2℃ほどあげてくれるような熱さにヤラレてしまう。

また女性ボーカルの「Cry Suger」や、さわやかな「This Time It's Gotta Be Love」、
擬似フィリーな「Till I've Got This Feelin' Of Love」のインストと
聴きどころ満載だ。

とかく「レア盤」というと値段と比較して内容が伴っていないものが多数あるが、
この盤は「例外」でいて素晴らしい!大満足だ。
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2006年08月06日

Teddy Pendergrass / Teddy

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テディ・ペンダーグラス79年産3枚目。

A面(CDでは1〜4曲目)はスロウ、B面(CDでは5〜8曲目)がアップという構成。

スロウサイドでは、シングルにもなった「Come Go With Me」と「Turn Off The Lights」が良い。
「Come Go With Me」は、テディ・ペンのしゃがれた男汁声とメロウ・サウンドが実によく絡み合っているし、
アルバムバージョンはロングバージョンになっているので、雰囲気が途中で損なっていないのがいい。

アップサイドは、ヒゲダンスのモチーフとなった「Do Me」(シムケンのセンスに脱帽!)や、
トム・ベルの手がけたアレンジが大袈裟だが、本質的に曲がよくできていると思う「Set Me Free」がいい。

当時のテディペン人気がどれだけすごいものだったかがわかる、
飛ぶ鳥、いや飛ぶ女を落とす勢いを感じる一枚だ。
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2006年08月03日

Notations

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シカゴ出身のコーラスグループ、ノーテーションズの1st、76年産。
(ウワサでは幻の2ndがあるとのこと!未聴です)

リード・ヴォーカル、クリフォード・カリーの緩急をつけたちょい高角ぎみの唄いっぷりと、
スモーキーなコーラスワークが素晴らしい。

それが顕著に表れているのが「It Only Hurts For A Little While」だ。
独特のメロディーに、クリフォードのせっぱ詰まった感じがタマラない、
甘茶の1曲に仕上がっていて大満足だ。

また「Make Me Twice The Man」における地声から裏声に変わる
あのスムーズさとダイナミックスさといったら!
ソウル好きであれば、彼がホントにうまいヴォーカリストだと
うなってしまうであろう。

アップでは「Bills Breakup Homes」と「Think Before You Stop」が
シカゴ・ソウルの雰囲気が表された良曲だ。

CDボーナストラックの「Superpeople」はカーティス・メイフィールドそっくりさんの1曲だが、
取り立てて言うほどでもない。
posted by xylitol at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 甘茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月01日

Dyson's Faces

dysonsfaces.jpg

ダイソンズ・フェイセスの75年産1stアルバム。
先日再発LPにて購入。

こうした激レアな作品が再発され、また、手ごろな値段で買えるのだから、
音が多少悪くても、聞けることに対しとても感謝している。

全7曲中3曲が甘茶バラードで、
クリフトン・ダイソンのダイナミックなボーカルが炸裂する傑作!
「Don't Worry About The Joneses」の素晴らしさに、無条件でヤラレてしまう。
また、繊細なメロディーにソフトなコーラスが覆う「Happy Days Again」と
「Wait A Minite Girl」がそれに準ずる内容。

アップテンポでは、元気ハツラツとした「Welcome To All This Love Again」と「We're Two Fools In Love」が
春を感じさせるポップなテイストで、うきうき・わくわくした気持ちにさせてくれるのがとても良い。

オリジナルの形でCD化されること願ってます。
posted by xylitol at 23:10| Comment(4) | TrackBack(0) | 甘茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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